コンテンツへスキップ

リレンザはウイルスの増殖を抑える薬

リレンザを予防投与することで、インフルエンザウイルスの増殖を抑えることができます。

インフルエンザウイルスA型、B型の表面は、ノイラミニダーゼという酵素で構成されています。ノイラミニダーゼの働きによってウイルスは増殖します。リレンザは、ノイラミニダーゼの働きを抑制することで、ウイルスの増殖を防ぐのです。

リレンザは服用している間だけ効果が続きます。服用期間は最大で10日間です。一方、リレンザを予防目的で使うには条件があります。家族がインフルエンザウイルスに感染しており、自身が感染すると重症になる可能性がある場合にのみ使用できます。

効果は服用してから2時間であらわれる

リレンザは他のインフルエンザ治療薬と比べて、効果が早くでるのが特徴です。粉末タイプの吸入薬なので、血液中に溶け込み、全身に行き届きやすいのです。

とはいえ、飲んでから5分や10分で効果を実感できるというわけではありません。リレンザの効果があらわれるには、個人差はあるものの、服用からおよそ2時間かかります。一方、他のインフルエンザ治療薬が効果を発揮するのは、服用からおよそ4時間程度とされています。

リレンザを予防目的で使う場合は、効果があらわれる時間も意識して服用すると良いでしょう。また、一定のタイミングで服用し、効果が途切れないようにすることも大切です。

リレンザは吸入薬として処方される

リレンザはタミフルと並んで、抗インフルエンザ薬として使用されることの多い薬です。吸入薬として5歳以上の子供に処方され、正しく飲むことで効果を発揮します。

リレンザは青色の専用容器に、ブリスターと呼ばれる、薬の入ったアルミシートをセットし、吸入します。吸入方法は添付文書に詳しく書かれています。用量は1回10mgを1日2回、服用期間は5日間です。薬をセットする手間がかかりますが、粉末のため喉に直接届き、タミフルよりも早く効き目があらわれます。

なお、予防として使用する場合の服用期間は10日間です。途中でやめたり、忘れたりすることのないよう、しっかりと服用しましょう。

リレンザを服用するときのポイントは、容器を平行に保つこと、吸う前に一呼吸置くことです。また、深く椅子に座ることでリラックスして吸入できます。小さな子供は、薬を吸い込むのが難しい場合があるので、親がサポートしてあげることが大切です。

早めに飲み始め、服用期間を守ることが重要

リレンザはインフルエンザウイルスの増殖を抑える薬です。インフルエンザそのものを治す薬ではありませんが、適切に吸入することで効果が発揮されます。パウダー状の薬のため、血中濃度が上がるのが早いのが特徴です。臨床試験では、リレンザを服用した場合、服用しなかった場合よりも症状が平均2.5日早く改善されています。

リレンザはインフルエンザの症状が出てから48時間以内に服用を始めないと効果が発揮されにくくなるので注意が必要です。悪寒や急な発熱が出て、インフルエンザが疑われる場合、早めに医療機関を受診しましょう。リレンザを予防薬として使用する場合は、感染したくない期間中、連続して服用する必要があります。

リレンザは効果が出るのが早いため、途中で服用をやめてしまいやすくなります。しかし、症状が改善されても、ウイルスが体内に残っている可能性があるため、最後まで飲み切るようにしましょう。

リレンザは体内のウイルスの増殖を抑える薬

インフルエンザの症状が出た場合、医療機関からリレンザが処方されることがあります。リレンザは体内のウイルスの増殖を抑える薬です。タミフルに比べて短期間で症状を抑えるため、多く利用されています。ただし、副作用もあるため、医師の指示のもと適切に服用することが重要です。

リレンザの主な副作用は頭痛、手足のしびれ、不眠症が挙げられます。リレンザの服用で眠気が起こることはありません。鼻水を止める抗アレルギー薬などを併用していると眠気を伴う場合があります。

インフルエンザにかかると身体が疲労するため、普段より眠くなることがあります。ゆっくりと身体を休めて、体の回復を待ちましょう。

だるさは体が休みたがっている証拠

リレンザの主な副作用は頭痛や手足のしびれ、不眠症などです。リレンザが原因でだるさの症状が出ることは報告されていません。インフルエンザにかかったときにだるさを感じるのは、症状のせいで身体が疲労しているためです。疲労回復のために身体が休もうとしているので、だるさを感じるのです。

インフルエンザの治療中にだるさを感じたら無理をせず、暖かくして睡眠をとり、身体を休めましょう。リレンザを服用している間は、身体を休めることと、周囲の人にウイルスを感染させないようにすることが重要です。リレンザは約5日間の服用期間が定められているので、飲み忘れることなく、毎日しっかり服用しましょう。

腹痛は身体からウイルスを追い出すために起こる

インフルエンザを発症すると、嘔吐や下痢など、消化器官に関わる症状が出ます。これは、ウイルスを排出しようと身体が働くためです。そのため、薬で下痢を抑えるのは逆効果です。ウイルスが排出されず、回復が遅れてしまうのです。

インフルエンザの治療薬「リレンザ」は比較的安全な薬です。しかし、まれに嘔吐や下痢、腹痛といった副作用が出る場合があります。

腹痛が起こった場合は、お腹への刺激を少なくするのが大切です。腹部を締めつけない衣服を着たり、消化に良い食べ物を食べたりして、お腹を温めると良いでしょう。整腸剤の服用も有効です。整腸剤は、下痢止めのようにウイルスの排出を遅らせることはありません。

脱水症状になった場合は、スポーツドリンクなどでしっかりと電解質を摂ることが大切です。

下痢や腹痛が改善されず、長引くようであれば医師に相談しましょう。インフルエンザウイルスが流行する時期は、ノロウイルスの流行時期と重なっており、同時に感染している可能性もあるのです。

めまいには様々な原因がある

インフルエンザにかかると、めまいの症状が出る場合もあります。

身体のバランスをつかさどる三半規管が高熱でバランスを崩しているのが原因と考えられます。特に高熱が出た直後に症状が強くあらわれるケースが多くみられます。

急性中耳炎によってめまいが起こる可能性もあります。インフルエンザを発症しているときは身体の免疫力が落ちているため、他の病気にかかりやすくなるのです。中耳炎によるめまいは、身体がふわふわするような感覚が起こるのが特徴です。

リレンザの副作用でめまいが起こる場合もあります。リレンザによるめまいは、発症するタイミングに個人差があるのが特徴です。服用して数十分から数時間後に起こる場合もあれば、数日経ってから起こる場合もあります。

リレンザを飲んでめまいが起こったときは、一旦服用を中止し、症状が出なくなるか確認しましょう。半日経っても改善されない場合は、薬を処方してもらった薬局や受診した医療機関に相談し、指示を仰ぎましょう。リレンザの服用を止める、別の薬を処方してもらうなどの処置が受けられます。